Maker Faire Taipei2017(NT台北)に参加してきました
2017年11月15日 / 日記
MF台北(NT台北)に参加してきました.
今年は11/3〜5(文化の日+土日)の3連休で行きやすかったということもあり,思い切って参加表明.日程的な都合もあったのですが,行こうと思えたのは取りまとめてくださった@tksさんや@s_osafuneさん,過去に多くのレポートを残して下っている方々のおかげです.
NT台北の情報:http://wiki.nicotech.jp/nico_tech/index.php?NTTaipei2017
Twitterまとめ:今年もニコ技勢 in MakerFaire台北
写真:Flickrアルバム
場所
会場は台北駅から1.5kmほどの場所にある華山1914文創園区.
随分とおしゃれな公園だなと思いきや酒工場の跡地らしいです.fabcafeが入っていたりライブハウス,映画館なんかもあり素敵空間でした.http://www.taipeinavi.com/play/216/
大きな道路を渡れば秋葉原のような電気街.トラブルがあっても調達できるのでMakersにとっては心強い場所です.
MFTaipei
他の方のレポートにもあったりしますが,MakerFaireTokyoに比べると,デジタルファブリケーションといった方面に教育に関心のある方,学生が多い印象です.
「こういうことやる人(Maker達)はどこで学んだりどこで活動しているのか気になってMF台北に来場した」なんて方が来ていたり(コメントはNico-Techブースに足を止めてくださった台北在住の日本の方).
Nico-Tech:ブース
自分はアクリルで切削した作品を展示していました.そろそろ新ネタ作らないとなぁ.
とりあえず光るモノは言葉なしに足を止めて見てもらえます.合わせ鏡を見て一瞬「ん?」と思えてくれたり,中身(構造)を見せて「あー」みたいなリアクションとってくれたり,綺麗といったコメントをいただいたりでき,楽しんでもらえたのではないかと思います.
2〜3日目はなんとオリジナルマインドの隣(一緒にNico-Techとしての出展でした).
オリジナルマインドの方にc92夏コミで頒布した切削ライフ見てもらいました.感激です.
MF台北の作品達
MF台北の感想
基本何でもアリな雰囲気のMF台北.デジタルハリウッド大学でやっていた頃のMFTokyoに近いかもしれません.最近のMFTokyoは当落あって敷居が高い感じがするなぁ(それはそれで面白いのだけれども).
ちょっとブースに立ち止まっただけでも台灣のMakersは熱心に作品について語ってくれます.(自分は中国語全然わからないので)慣れない英語であっても頑張って伝えようとしてくたり(ときには日本語を使ってくれたり!).中国語がわかるともっと熱く熱く語ってくれるんでしょうね.
Maker Faire Taipei,また行きたいです.
Fablab
Tedさんのご好意でFablab Taipeiの中を見学させてもらうことができました.
Tedさん,@tksさん,謝謝!
場所は圓山(Yuanshan)駅降りてすぐ.台灣コミケの開催地ですね.
もともとはサッカースタジアムだったそうで,閉場後はライブなどのイベント会場として利用されていたようです.2017年の今現在,建物はコワーキングスペース(混),Fablab Taipeiなどが入ってます.City News – Center for Innovation Taipei
他にも建物内にはオシャレなミーティングルーム多数,キッチンやシャワールームもありました.快適に住めそうですね.
とある隠し扉の向う側にあるミーティングルームの入り口にあった文字.どういう意味だろう?と見学チームで話題になりましたが写真を見返すと中に答えが書いてありました(笑).
書いてあるのは「Know Thyself」のラテン語「temet nosce」.日本語訳は「汝自身を知れ」.
TXRX Labs(HoustonのHackerspace)や,深センのSeeed Studioにもありましたが,やはりココにもありました.
日本ではあまり馴染みのないテーブルゲームですがGeekな人達に定番なんでしょうか.
こうなったら行った先々で世界中のハッカースペースに訪れてみたいですね.@tksさんのハッカースペースパスポートなるものを教えてもらったので次は自分もそれを準備して.
台湾
残りは普通の台灣旅行の記録.初台湾だったので全てが新鮮.
食べ物
雙城街夜市Shuangcheng Street Night Market
PCパーツ屋の中にあるフードコートにて.
普通に親子丼でした.PCショップのショッピングしてフードコートでご飯食べるのだろうか?と思ったが札幌ビックカメラの地下にフードコートがあった.いや,ちょっと違うか.
COMMUNE A7.MF台北に参加していたJapanese Meetupの場所.
台灣で最もオシャレな場所の1つらしい.札幌で言えば大通りのビアガーデンみたい感じ.
松江自助火鍋城.行ったことのある人皆が絶賛する鍋の店.
選んだものを豪快に何でも入れていくので見た目はちょっとカオスになるが,全てのダシが混ざり合いウマイ.
中央市場生猛海鮮100
安くて美味しい,台灣の人も一般的に行くタイプの居酒屋らしい.(この後皆で台灣アニメイトへ)
饒河街觀光夜市 Raohe St. Night Market
終電なんかキニシナイ.帰りのタクシーは言葉が上手く通じなかったので,タクシー運転手さんが観光協会の人に繋いでくれて通訳してもらいました(笑).流石日本人観光客が多い台灣.
本屋
海外ではどんな本が置いているのか気になってしまいます.Goolge mapでbook sotreを調べると紀伊国屋や蔦屋がHit.これはこれで興味深い.紀伊国屋は一人でフラッと.
店内の半分弱は和書.こんなにもに和書があって誰が買うのかと思いきや,現地に住んでる日本人向けらしいです.流石に現地の人がこんなにも日本語を読むというわけではないらしい.子供は床に座って本を読んでたりしました.なんか微笑ましかったです.
中国語(繁体字)に翻訳された和書(漫画だけれなく普通の雑誌も)も結構ありました.逆に専門書はほとんど無し.
お勉強用に購入.
ボポモフォ併記の教材は台灣じゃないと入手難しいかなと思い購入.ピンインもいいんだけどボポモフォでも読めるようになるといいかなぁと.US板よつばとは「YOTSUBA&」でした.読み比べしてみたかったので購入.
技術書店
台灣在住の日本人エンジニアの方が技術書の専門店に案内してくれました.「天龍専業電脳書局」って文字がもう最高にクール.
品揃えはコンピュータ関係の工学書がメイン(電脳って書いてあるし).半導体関係からソフトウェアまで幅広く.洋書もそれなりに.Arduinoや電子パーツも売ってました.
紀伊国屋に専門書が少なかったのは各専門店があるからだろうか.それとも和書多いし紀伊国屋の客層が特殊だったのだろうか.
台灣アニメイト
技術書に案内してくれた台灣在住の日本人エンジニアの方(もちろんMFTaipei出展者)が案内してくれました.満場一致でニコ技勢はアニメイトへ.(時系列では居酒屋→アニメイト→技術書店)
ほぼ日本と変わらない雰囲気.ほぼ最新.ラノベも翻訳されてるしスゴイ.アニメで思いっきり泣いたメイドインアビスのマンガも翻訳版もありました.せっかくだから買えばよかったかも.
リサイクルショップ
「二手」いわゆる中古ショップ.メインはCDやDVD.お目当てのCDがあれば買おうと思ったのですが見当たらず(日本のAmazonでも買えないことはない).S.H.Eと張韶涵のCDを買って撤退.
国立故宮博物院
世界4大博物館の1つだそうです(実は行くまで知らなかった).
本当は別の場所に行く予定だったのですが,月曜日はまさかの休館だったので急遽こちらに^^;
3Dプリンタを使えば緻密なモノも再現性良く作れますが,あの時代に希少な材料を人間業でこんなにも精工に加工したモノは本当に貴重だったのだろうなとか思いながら観てました.あとは,字が綺麗だなとか.コピー機もなく紙も劣化していくから人が転写していくしかないわけで,そんな労力をかけてでも文字で記録を残すことを大切にしていたことをヒシヒシと感じました(そして冬コミ用の本を書かないといけないことを思いだす).
お土産
パイナップルケーキが有名だそうですが,個人的にはこっちのほうが好みでした.
粉だらけになるけどオススメです.
さいごに
実際に行ってみると,皆揃って「台湾はいいぞ」って言ってるのがよくわかります.なによりも手軽.
札幌にいるときは東京に行くことが海外(たしかに海の外なんだけど)みたいな感じで,海外Maker Fiareに行くなんて想像できませんでした.しかし東京に住んでしまうとMaker Faire Tokyoは電車ですぐで,一度海外(台灣)のMaker Faireに行ってしまうと,案外海外Maker FiareっていままでのMaker Faire Tokyoみたいな感覚で行けてしまうのかもと思いました.
現地SIMでネット使えることもわかったし今後も気軽に行けそうです.勝手が分かったので次は深夜便でも大丈夫かも.
では,またいつか.
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