香港・深セン旅行 その5(深セン~帰国)
2016年4月10日 / 日記
長らく書いていた卒業旅行記もやっと最後です.
帰国までの道のりと全体通しての感想などなど.
ホテルから深セン宝安国際空港まで
つい2年ほど前にできたという宝安国際空港.
華強北に位置するホテルから深セン宝安国際空港まで,地下鉄で最寄り駅まで行ってバスかタクシーで行こうかという話もあったのですが,結局面倒でホテル前のタクシーで直接行きました.
ホテル前に停まっているタクシーは,ホテルと専属で契約しているらしく英語OKのドライバーであることが殆どなんだとか.
ホテルを出たのは朝8時頃だったはずですが,人と車と自転車で激混みの昼・夜の状況が信じられないほどに道はとても空いてました.高速道路利用で30分程度で空港に到着してしまいました.
(疲れで車の中では殆ど寝てました...)
華強北から所要時間約30分,料金120元,3人だったので一人あたり40元(約800円)でした.
深セン宝安国際空港
入ると視界全体に六角形を基調としたメッシュ状の天井が見えます.
なかなかカッコイイです.
茨城空港とかに比べれば断然大きい空港ですが,入ってる店数など,日本の成田・羽田・新千歳や韓国の仁川国際空港ほどの充実感はありませんでした.そもそも空港でお土産を買うという文化が,日本は強すぎるのかもしれません.
空港を見て回ろうとは思っていましたが,予定より大幅に早く着いてしまい割とヒマでしたね.
なぜエイなのかは知りません(中国で縁起のいい生き物なのかな?).
日本語...?
空港内には日本語の店名の店を数件ありました.ただし,日本製品が売ってるわけでも,日本の経営でもありません(恐らく).
日本語にしておくと日本っぽさがあるというか信頼感みたいなものがあるんでしょうかね?
空港のフリーWi-Fi
空港のフリーWi-Fiに繋げようとすると上記のような画面が出てきて認証を求められます.
認証にはWechatアカウントがあると非常に楽です(入れておくことを強くオススメします).Wechatを選んで素早くWechatに切り替えて(自動で切り替わるかも?)認証すればOK.
SMSは現地で使えるSIMを挿しておくかローミングが必要になってしまいます.チェックインが開催される前の時間に到着したというのもあるのですが,Boarding passはよく分かりませんでした.
外資系の飲食店
外資系の飲食店は中国に来て初めて見たかも?
帰国
そんな感じで後は普通に仁川国際空港で乗り換えて新千歳に戻ってきました.
3泊4日は,やっぱり一瞬でしたね.
もっとゆっくり回ってみたいですね.
感想
我がロボットアーキテクトのメンバー3人で卒業旅行兼ねての深セン旅行.
このチョイスは大正解でした.
中国の深センで製造業が栄え,
メイカーズムーブメントが流行りだし,
個人でもハードウェアの製造・量産できるようになり,
始まったばかりで,まだそれが当然にもなっていないし廃れてもいない,
このタイミングだからこそ感じ取れるものがありました.
製造で使用されるあらゆるものが流通し,
多数の組立工場で使用される電子部品を扱う深センのバイヤー,
カオスなあの現地で生活してる人達,
模倣品も含めてハードウェア物を作っている人達,
そしてその限界.
(限界っていうのはアセンブリはできても半導体部品そのものの製造はやはり”メーカー”じゃないとできないのかな,とか...)
この目でしっかり観ることができました.
そんな話が通じる友人に大学で出会えたこと,一緒に行けたこともまた,充実さを増す要素の1つです.
深セン,また行きたいですね.
電子部品買い漁り...はネットでもできるだろうからいいとして,今度はMaker Faireや,急速に発展する深センの変化なんかを観に.
ご飯安くて美味しかったし.
量産について改めて考える必要がある
個人でも量産できる現場を目の当たりにし,「個人でも量産できる」ことを知識としては知っていたけども今回初めて実感したように思います.
ここで考えなければならないと思ったのが,量産することによって生まれる価値.
今まで幾つか作品を作ってきましたが,どれも「一品物」.
(そりゃ個人で作ってますからね)
時として「売り物みたいだね」と言われることがあります.
でもコレは実は手作業作ってる「一品物」だからこそ言われるんじゃないでしょうか.
実際に量産品で比較したら,それこそ100円均一に並んでる雑貨のほうが数も質もコストも圧倒的に凄い.
ちょっとお金を出せば誰でも買えるモノになると,本当に一発ネタでしかない作品とか100円の商品と差別化できないモノになってしまう,一種の恐怖かのようなものを感じました.
(まぁでも,たまに欲しいという声もあるから,極少数でも頒布or販売してみたいな,という思いもあったり.)
だとすれば,逆に,量産するなら,それによって生じる価値や必要性のある作品といったモノを考える必要があるのかな,と.
多くの人が手にしたその先でしか現れない価値が無い(見いだせない)以上,今ある作品をただ量産してみることにあまり意味は無さそうです.
(ただし量産の手法を知るという意味では,挑戦してみる価値は大ありですが.)
ふと,旅行後にそんなことも感じました.
旅行について考えてみる
実は「旅行」って殆どしない人間です.
今回の旅行は明確な目的がありましたし趣味に直結する話題に関係するものでしたので,強く行きたいとも思いましたしm実際充実していたのですが,日常生活で「旅行」が楽しみで仕方ないというタイプの人間ではありません.
嫌いとか,引きこもり,というわけではありません
ふとなぜなのか考えてみると,普通の旅行って目的がよくわからないんですよね.
あ,そういえば誰かと同じ時間を共有するという目的もありましたね.誰かと行くのはそれ自体に楽しいですし価値があります.一人で行くことしか想定していませんでした.
自転車は目的地よりも過程が楽しみなわけで,アレは違いますし.
ミラーレス一眼カメラを手にしてからは「綺麗な景色を撮りに」行くことにも興味出てきましたけど,もともとは綺麗な景色を見たいという欲求も実は小さい.
「あー綺麗だった」で終わっちゃうんじゃないかなとか,観た後何が変わるのかな,とか思ってしまうんです.
自分で言うのも変な感じですが,アウトプットに繋がらないと物足りない,行った証が欲しい,とか,そんな気性なんでしょうかね.
もちろん,行って感じることや作品つくりたい衝動に駆られたりすることは今までもあったので,価値があるのはある程度理解はしてるんですけどね.
観るまでは事前にその感動(?)を予測できないだけなのかもしれません.
もし観光地巡りしていたら,「あー楽しかった」「あー綺麗だった」という感想が大半(語彙がしょぼいのも要因の1つですね^^;)で,今回の深センほど濃い体験はしなかったかもしれません.
だから,充実感が大きかったのでしょう.
そう考えると,旅行の目的は人それぞれ楽しみが違いそうで,「旅行が好き」という人に,特に何を楽しみに行ってるのか聞いてみたくなってきますね.
最後に
なんかまとまりがあるのか無いのか分からない終わり方になってしまいましたが,自分にとっては備忘録として,このページを見る人にとって何かしら役立つ情報として,このページが存在していれば良いと思います.
もっと上手くまとめることができる文章力が欲しいところです.
たった5記事書くのにどれだけ時間かかったことか...
コメントあれば,このサイトかTwitter(@fish_meat)に連絡貰えると嬉しいです.
書くのも疲れたのでココらへんで締めくくります.
リンク
香港・深セン旅行(Seeed見学) その0
香港・深セン旅行 その1(香港編)
香港・深セン旅行 その2(香港~深セン編)
香港・深セン旅行 その3(深セン散策~Seeed Studio編)
香港・深セン旅行 その4(Seeed Studio訪問編)
香港・深セン旅行 その5(深セン~帰国)
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