第47回情報科学若手の会に参加してきた ~その4~
流石にそろそろ参加レポを書き上げようと思いながら書き続ける休日.
今回は持っていったモノと自分の発表について.
持っていったもの
今回の若手の会は@tsujimotterさんに声をかけてもらい参加したのですが,@tsujimotterさんが大学にいた頃,@tsujimotterさんと所属していた研究室の方と共同で作ったモノを是非持ってきて欲しいとのことで,「Wood Strand Beest」を持って行くことになりました.
まぁ当然,あんな大きくて壊れやすい物を手で持っていけるわけもなく,宅配便で送りました.
荷物は自分より数時間前に旅館に到着していたようです(受け取りありがとうございました).
学部の頃,多い時は1作品/月ぐらいのペースで何かしらものを作っていて,せっかくなので「アクリルオルゴール」と「奥深い賽銭箱」をダンボールの隙間に詰め込んでおきました.「奥深いネクタイ」は手持ちで.
本当はレーザープロジェクタとか,ArqinoBeestとか,色々持って行ければよかったんですけどね.容量オーバー.
2日目のLTに飛び入りして作品紹介して,夜の懇親会で遊んでもらったりしました.
Wave-table方式を使ったオルゴールにビビッと来たという参加者がいたり,どの作品も持って行って良かったなと思いました.オルゴールは製作記事まだ作ってませんので,参考にしたリンクだけ載せておきます.
モノづくりには,他の人の作品を見て創作意欲を掻き立てること必要です.
自分も他の人の作品から何かを感じ取って物を作ったわけで,こういった連鎖させていくことが大切だと思ってます.きっと,巡り巡ってまた自分に返ってきますからね.
他の人の作品といえば,旅館にアイロンビーズで作ったミクさんと立体的な小動物(名前分からない...)が!!!
パーラービーズは小学校の頃よく遊んだが懐かしかったですね~.
層状に重ねて立体にして遊ぶという発想はありませんでしたね.
絵心ないけどネットでドット絵とか沢山見つけれるから,それを参考にいろんなもの作れそうだし,創作意欲を掻き立てられましたね.今度やりたいなぁ(家に昔の在庫あったかな?)
発表
実は幹事の@tsujimotterさんに,参加を誘われた時に「発表しないか」とそそのかされ,
@tsujimotter様からのオファー,これはやるしかない(`・ω・´)
と,内容も特に考えず二つ返事でOKを出してました.
持ち時間30分という発表などしたこともなく,内容はどうしようか,どうなることかと不安でなりませんでしたが,ぶっつけ本番ででしたが何とか時間で終えることができ,twitterでの反応もいくつか頂くこともでき発表してよかったなと思ってます.
ただ,結局当日の朝まで発表資料が完成せず,十分に発表の流れを考えることができなかったことや,他の方の発表に完全には集中できていなかったことが悔やまれます.
そんなことがありながら,「皆で楽しもう!電子工作」というタイトルで電子工作関連の発表をさせていただきました.
電子工作といったハードウェアの領域から,プログラミングやウェブサービスといったソフトウェアの世界を見ている人間が感じる「壁」みたいのを伝えたいなと漠然ながら考えていました.
「壁」というか,ソフトウェアの人が極普通にやっている「バージョン管理やソフトウェアのチーム開発など,どうやってるの?」っていう話しです.
取っ掛かりがあればザクザク進めるのかもしれませんが,ハード触ったことの無い人が「回路ってどうやって作っていくの?」って思っている(かつて自分もそう思っていた)のと多分似ています.
勿論,ハードウェアを専門としている人でもバージョン管理をしっかりやっている方は沢山います(誤解しないでくださいね).自分の周りのお話しですが,そもそも「バージョン管理って何?」状態の人が多いような気がします.(マイコン用の)プログラミングしてるのに.
ただ,そういった状況にあるので,メリットは分かっていながら普及させたくても自分も活用できていないから周りにもうまく働きかけれないのです.
別に解決策を持っているわけでもないので発表はただ困ってますアピールになっていたのかもしれません.それでも何か訴えかけたいな,という気持ちがあっての発表でした.
質問タイムに,ハードウェア版のGitHubみたいに情報共有するデファクトスタンダードなサービスが無いので,色んな人が色んな試行錯誤しているという話を頂くことが出来ました.その中で紹介頂いたのが,SparkfunとAdafruitです.これらは作品を作りを通して部品の使い方を知るチュートリアルが付いているとのことです(有益な情報ありがとうございました).
製造業の歴史は深いはずのに,情報共有のメソッドは画一化されていないようですね.
本場の大手メーカーなどはどのようにしているのか,気になるところでは有りますね(規模が変われば取り得るメソッドも全然違うのかな?).
現状では少しでも電子工作やる人が増えれば環境良くなるかなと思う次第です.
というわけで皆さん,ハルロックを読みましょう(Let’s 試し読み).
第2巻の発売も迫っておりますよ.
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