導入について何件か質問があったので,まとめました.
画像付きの解説が欲しい人はググってください.
配布資料には必要最低限のことは書いてるけど,慣れてないとちょっときついかも(特にMac)
比較的簡単.
パスを通す作業と,コマンドプロンプト操作に慣れてれば問題ない.
上記URLから最新版をDLする.(執筆時iverilog-0.9.6_setup.exe [11.5MB]が最新).
波形を見るためのソフト,GTKWaveも同梱されている.
ダウンロードしたファイルを実行してインストーラに従ってインストール.
インストールするときにパスを通すっていうチェックボックスにチェックしてても通らない模様(´・ω・`)
OSのせいか,理由はシラン.
パスが通ってないとコマンドプロンプトで
'iverilog'は,内部コマンドまたは外部コマンド,操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません.
と出るはずです.
まず,インストールしたフォルダを確認.
デフォルトのディレクトリにインストールしたと仮定します.
任意のフォルダにインストールした人は,パスを読み替えて下さい.
iverilog.exe (拡張子表示をさせてない場合はiverilog)というファイルがあるフォルダを確認する.
Cドライブの中のProgram Filesといフォルダの中にiverilogフォルダがあるはずです.
C:\Program Files\iverilog\bin
C:\Program Files(x86)\iverilog\bin※(x86)というフォルダを使ってソフトウェアと32bitOSとの互換性を持たせてるらしい.
パスは,
コンピュータ>ローカルディスク(C:)>Program Files>verilog
というところをクリックすればフルパス表示されます.
このパスは必要になるので,フォルダは開いたままにしておいて下さい.
次に,パスを通す作業をします.
コンピュータ->システムのプロパティ->システムの詳細設定->環境変数コンピュータ(マイコンピュータ)を開き,上にあるシステムのプロパティを選択.
マイコンピュータを右クリック->プロパティ->詳細設定->環境変数マイコンピュータを右クリックして,プロパティを選ぶと,システムのプロパティというダイアログが出てきます.
ここまでで,環境変数というウィンドウが開かさってるはずです.
ユーザー環境変数の中に,
PATH
という変数があるか確認して下さい.
PATHを選択して,編集ボタンを押して下さい.~ 変数名に入力されてる値の最後に半角で「;」を入力しておいて下さい.
新規を押して,変数名にPATHと入力
変数名に,先ほどのパスを入力(コピペでおk).
32bitOSなら
C:\Program Files\iverilog\bin
OK押してダイアログを閉じて下さい.
(WindowsXP以前の場合はこのあと再起動しないと適用されなかった気がしますので,再起動を.)
最後にパスが通ったか確認してましょう.
windowsキーを押して,
cmd
と打つとコマンドプロンプトが起動します.
XP以前だと
スタート>すべてのプログラム>アクセサリ>MS-DOS(コマンドプロンプト)
とかそんな感じだった気がします.
黒いコンソール画面が出てくるはずなので,
iverilog
と打ってみて下さい.
iverilog: no source files.
と出ればパスが通ってます.
お疲れ様でした.
簡単に言えば,コマンドプロンプト(MS-DOS)でいつでもパスを通したフォルダにあるファイルを実行できるようにする作業. この作業によりディレクトリを移動の作業なしでiverilogと打てばiverilog.exeを実行してくれる. コマンドプロンプトを使うソフトではよくやる作業だがプログラミングとかやらない限りあまり弄らないかも.
コンパイルコマンドは
iverilog -o hogehoge hoge.v
ha.v作ったのに,
iverilog: no source files.
と出る場合,hoge.vはどこに保存しましたか?
きっとコマンドプロンプトで作業してるディレクトリが違います.
カレントディレクトリを変えるコマンドは
cd ディレクトリ名
ルートのドライブの変更を伴う場合は
cd /d ディレクトリ名
です.
具体的には下記の容量で行います.
まず,コマンドプロンプトで
cd (半角スペース)
と打ちます.
次に,hoge.v保存したフォルダをコマンドプロンプトにドラッグアンドドロップすると,例えば
cd "C:\Users\Kas\data\verilog\"
といった感じになると思うので,エンター押します.
コマンドプロンプトが
C:\Users\Kas\data\verilog>
で始まるはずです.
これで,現在の作業フォルダがverilogフォルダになりました.
試しに,
dir
と打つと,
hoge.v
が表示されると思います.
この状態で
iverilog -o hogehoge hoge.v
と打てばhogehogeというファイルが生成されます.
これをインストールしないとPDFが生成できないかもしれません.
自分はだいぶ前,別の機会にインストールしてたので,必要なのに気が付きませんでした(´・ω・`)
gs906w32.exe (2012-08-08)
gs906w64.exe (2012-08-08)
インストーラ形式だった気がするので,DL↓ファイルを開いてポチポチっとインストールすればOKだったはずです.
インストーラがパスを通してくれた気もしますが,念のため確認しておくといいと思います.
確認方法は
コマンドプロンプト -> ps2pdfと打つ
パスが通ってれば何かそれっぽい反応が返ってきます.
だめっぽかったら,verilog同様にパスを通してください.
パスは(2つかな?)
C:\Program Files\gs\gs9.05\lib C:\Program Files\gs\gs9.05\bin(念のため)
C:\Program Files (x86)\gs\gs9.05\libC:\Program Files (x86)\gs\gs9.05\bin(念のため)
gtkwaveはこの中にあるps2pdf.cmd(ps2pdf.bat?)というのを呼び出して使ってるようです gtkwaveからはOSにps2pdfというコマンドを投げかけてるだけと思われ
Windowsに比べるとやや面倒.
動かす環境を作るのにやや周辺ツールが必要となる.
MacPortsやHomeBrewといったパッケージ管理ソフトを使ったこれがあれば割とスムーズに作業が進められる.
$ コマンド
ドルマークはコマンドであることを示してるだけで,入力は不要なので注意
MacPortsとHomebrewが有名です.
多分どっちでもいい(verilogはMacPortsで確認済み).
でも,仕組み的に後者のほうが賢いようです.
XCodeとか必要だったかも.
これを導入したのは結構前で,もう記憶にない.
ユーティリティからターミナル(端末)を起動してください.
sudo port install iverilog gtkwave
sudo brew install iverilog gtkwave
※パスワード要求されたPCにログインするときのを入力
うまくいかない場合は,XCode command line toolが導入されてないと思われるのでして下さい.
参考
暫く放置してインストール終了を待ちます.
インストールが終わったと思われたら,
iverilog
というコマンドを打つと,何か反応が返って来るはず.
gtkwaveを動かすのに必要です
http://xquartz.macosforge.org/landing/
上記のサイトからDL&インストール
これについて配布資料に載ってません.
gtkwaveで印刷できないなーって場合は多分これがインストールされてません.
(ps2pdfっていうコマンドが見つからないよっていうエラーが出る)
インストール方法は
sudo port install ghostscript
sudo brew install ghostscript
あとはインストールを待つのみ.
パッケージ管理ソフトさえ入れてしまえば超簡単
基本,端末で作業します.
hoge.vを作って,保存したフォルダに
cd 保存したフォルダ
で移動して(詳細はwindowsでのコンパイル?を参照).
iverilog -o hogehoge hoge.v
と打ってみる.
成功すればhogehogeというファイルが生成されます.
動作未確認.需要があれば書くけど.
windows,Mac標準で入ってるテキストエディタは機能が貧弱であまり推奨しません.
完全に好みなので,好きなもの使えばいいと思います.
下記のエディタが有名です.
JavaのIDEで有名ですが,プラグインでverilogのエディタにも化けます.
軽量シンプルなエディタ.
必要な機能は大体揃ってて使い勝手良し.
タブ機能無いのが残念?
タブ機能あって個人的に好き
Macでエディタというと,これが有名.
使い勝手は特に不満もない.